ごあいさつ(以下はサンプル文章です)

このたび、境界知能・軽度発達障害学会を設立する運びとなりました。本学会の設立にあたり、これまで研究・実践・支援の現場で尽力されてきた多くの方々、そして当事者およびご家族の皆さまに、心より敬意と感謝を申し上げます。

境界知能や軽度発達障害の特性をもつ人々は、日常生活や社会参加において確かな困難を抱えながらも、従来の制度や診断の枠組みの中では十分に理解されず、必要な支援につながりにくい状況に置かれてきました。学業、就労、人間関係、社会的自立といった場面で「本人の努力不足」や「性格の問題」として扱われてしまうことも少なくありません。こうした現状は、当事者の尊厳を損なうだけでなく、社会全体にとっても大きな損失であると私たちは考えています。

本学会は、境界知能・軽度発達障害に関する科学的根拠に基づいた研究を推進するとともに、現場で積み重ねられてきた実践知を共有し、学術と社会をつなぐ架け橋となることを目指しています。心理学、医学、教育、福祉、司法、労働など、分野を超えた対話と協働を通じて、「見えにくい困難」を可視化し、理解と支援のあり方を探究してまいります。

また、本学会は当事者の声を重視し、人権と倫理を基盤とした学術活動を大切にします。研究のための研究に終始するのではなく、その成果が実際の支援や制度、社会のまなざしの変化へとつながることを常に意識していきたいと考えています。

本学会が、多様な立場の研究者や実践家、そして社会に関心をもつすべての人々が集い、学び合い、共に未来を構想する場となることを願っています。境界知能・軽度発達障害をめぐる理解が深まり、誰一人取り残されることのない社会の実現に向けて、本学会は歩み続けてまいります。今後とも、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

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